※2025年5月19日に開催された第2回外国人高齢者支援者のネットワークづくり会議の報告になります。
赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 外国にルーツがある人々への支援活動応援助成を受けて、「令和7年 第2回 外国人高齢者支援者のネットワークづくり」を開催しました。
今回のテーマは「外国人高齢者を住み慣れた地域で最期まで支えるために」サブテーマはたとえ異国の地で認知症高齢者になってもでした。
主な内容として、在日韓国人福祉会における認知症外国人高齢者の現状報告(施設か在宅か、何とか地域で支えている事例紹介)と参加者同士の情報交換になりました。
情報交換会では、ブラジル日系社会の福祉事例と人材確保、医療現場における外国人高齢者支援の実態と課題、高齢外国人の帰国・定住選択の地域支援の課題、川崎の例でオールドカマ―の特徴と支援そしてニューカマーの課題について、物理的環境面での(施設、住居)の不足とその影響、他国籍コミュニティの現状とネットワーク、、地域資源のマップ作成と人的ネットワークの活用について情報が交換されました。
【アンケート内容の結果】詳細につきましては又紹介致します!
◆参加された所属先の種別(22件の回答)
新宿区内3ヶ所の高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)、介護サービス事業所、自治体、民間企業(メーカー、IT企業等)、メディア関係者(出版、報道)、研究者(大学、研究機関等)、学生、(学部、大学院問わず)、病院、社会福祉協議会、薬局の39名の方が参加されました。
◆ネットワーク会議の参加回数について(22件の回答)
3回目以上が50%、初めての方が45.5%でした。
◆ネットワーク会議に参加した理由として(22件の回答)
一番多かったのは外国人高齢者の課題に関心があるためが77.3%、引継ぎ多かったは外国人高齢者の認知症に関する情報を得たかったため59.1%でした。
◆認知症の外国人高齢者の現状や課題について理解が深まりましたか(22件の回答)
参加された81.8%の方が認知症外国人高齢者の現状や課題について理解が深まったと答えて下さいました。
◆会議の中で特に印象に残った内容(一部抜粋)
①支援事例を紹介していただき、韓国人高齢者が置かれている状況や困難課題についてより理解が深まりました。
②これまで漠然と感じていた、外国人高齢者の方々が直面する問題の難しさについて、具体例を聞くことでその深刻さを実感した
③韓国人高齢者が日本語を習得しなくてもレストランなどど仕事が出来た事。又認知症となり母国語帰りしている事。それらが、今高齢者となり支援する為に通訳と同行が必用で一人一人に時間がかかる事を学んだ。
④在日韓国人の実際の支援のケースについて紹介いただけたことが特に印象に残りました。介護事業者として、外国人高齢者の課題と支援を考えていきたいと思います。
引き続き7月中旬に開催される第3回外国人高齢者支援者のネットワークづくりたくさんのご参加お待ちしております。運営ボランティア随時募集していますので、気軽にお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
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